皆さまこんにちは、今日はインスペクションについてお話します。
インスペクションとは建築士など資格のあるものが建物の状況を診断する、いわば建物の健康診断のようなもので、主に中古住宅の売買をする時に行われる場合が多いです。
新築物件であれば、建築時に行政機関や瑕疵保険会社の検査があり、それぞれの検査済証が交付されますので、一般の買主にも安心材料となりますが、やはり中古住宅の場合は買主だけでなく、売主も建物の中身まではどうなっているのか把握できていないケースがほとんどでしょう。
ですのでインスペクションを行うことで、例えば目に見えない不具合などがあった場合、そのうえでそのまま買主が購入する、または売主が補修して売り渡すなど話し合いすることにより、お互いが納得・安心して取引ができることになります。
さてこのインスペクション、誰が依頼するのか(費用を負担するのか)は特段定められているわけではなく、売主が行う場合も買主が行う場合もありますが、一般的にはやはり買主が依頼する場合が多いです。
ただこの時、売主が拒否すると購入前に行う事は出来ません。
売主からすれば、インスペクションによりわからなかった不具合などがでたら、その程度によってはその買主が購入を見送ることも考えられ、またその場合、次に購入希望者が現れた時もその不具合を告知しなければならなくなるというデメリットがあるからです。
また、逆に売主からしてもこのインスペクションを実施することにより、事前に現自宅の悪いところを把握、補修を行い、建築士からその証明書をに発行されることで建物に付加価値がつき、売却する上でアピールポイントになりますので、積極的に行う売主もいらっしゃいます。
いずれにしてもまだまだ日本は欧米(普及率8割)に比べて普及率は低いと言われていますが、新築の着工棟数が年々下がっていることもあり、今後どんどん需要が増えてくることになると思います。
当社でもインスペクションを承っておりますので、ご検討されている方がいらっしゃればお気軽にお問い合わせください。
それではまた次回(*^_^*)/