都島区 2020 2月
みやこじまナビ
JR桜ノ宮周辺を歩く
今回のハテナ
桜ノ宮駅前の歩道にはなぜも模様の違うタイルが使われているのでしょうか。
ハテナを探る為に出かけたら…JR桜ノ宮駅近くにお住まいの蓮沼明子さんと出会い、駅前周辺を一緒に巡る事になりました。
歩いて発見
◎正岡子規の弟子 青木月斗が都島区に住んでいた
桜ノ宮駅の近くには昔、正岡子規の弟子の青木月斗さんが住んでいて、碑が残っています。この与謝蕪村の歌碑「源八を渡りて梅の主かな」は青木さんの筆跡で、かつては幼稚園の敷地にありました。幼稚園は移転しましたが、歌碑は私有地となった現在もそのまま、置かれています。
◎ひょうたん型の水鉢に「大阪城」
大川には大阪城の堀を作った際に余った石が捨てられていたようで、水鉢はその石かもしれません。いきさつは不明ですが「大坂城天保13年」と刻まれ、供物台は石臼です。
◎お地蔵様 碑には「水源地」と彫られています。関係があるか定かではありませんが、水道事業の発祥の地「桜宮水源地」は、少し離れた場所(現在の都島橋付近)にありました。の後ろに「水源地」
◎JR環状線高架に「京阪電鉄」
JR環状線の高架に、「京阪電鉄乗越橋」というプレートがかかっているのは、京阪電鉄が梅田に乗り入れようという計画があった名残のようです。
◆蓮沼さん、今回のハテナをきいてみたら
「京街道でもこのタイルを見たことがあるよ。史跡などと関係があるのでは・・・。」
◆タイルについて、道路を管理する建設局に聞いてみたら
このタイルはそこが歴史の散歩道であることを知らせるための路面標示(つたい石)です。歴史の散歩道は大阪市史跡連絡遊歩道として史跡や古くからの道筋などを結ぶモデルコースです。
都島区内の「歴史の散歩道」史跡をめぐって、あなたもぶらりと散歩してみませんか。