皆さまこんにちは、前回の続きで木造と鉄骨造についてお話いたします。
今回は火災に対して木造と鉄骨造ではどのような特徴があるか、見ていきたいと思います。
まず木の引火点は大体240度で、この温度で火が接すると燃えます。
それに対して鉄骨は燃えません。
このことから一見、火事には鉄骨の方が安心に思えてくるのですが、実際はそうでもないようです。
確かに木は燃えますが、家の柱や梁などある程度断面積のある部材は、引火した際に表面が炭素化し、20分間炎にあたり続けても燃えるのは1.5cm程度で、10cm以上の厚みがある柱が芯まで燃え尽きるまでには時間がかかります。
それに対して鉄骨は温度が400度に達すると強度が落ちはじめ、600度では急激に低下し曲がりはじめます。
一般に火災の温度は出火後7~8分で1000度を超えます。
以上の事から倒壊する危険は鉄骨の方が大きいと言えるかも知れません。
以上、木造と鉄骨造の比較について、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また次回(*^_^*)/